絵画教室をしていると、
「家で描くには、何を買えばいいですか?」
「種類が多すぎて分かりません」
というご質問を、本当によくいただきます。
このページでは、
実際に生徒さんから聞かれた内容をもとに、
私がレッスンや制作で使っている画材、
おすすめしている道具をまとめました。
絵の具
水彩絵の具
水彩絵の具は、
ホルベインの透明水彩絵の具をおすすめしています。
教室でも、制作でも、長年使い続けている絵の具です。
これから始める方には、
18色セット または 24色セットがおすすめです。
なお、こちらの透明水彩絵の具は、
体験レッスンでも実際に使用しているものです。
私自身も、かなり昔に購入した 24色セットを基準に、
よく使う色を少しずつ買い足しながら、
今も制作やレッスンで使い続けています。
箱は正直かなり年季が入っていますが、
それくらい 長く使える絵の具だと感じています。
なぜ12色セットをおすすめしないのか?
12色セットは一見お手頃に見えますが、
• 1色あたりで考えると 割高
• よく使う 赤系の幅が足りない
• 特に
ローズマダー系の色が入っていない
という理由から、
後から「色を買い足す」ことになりやすいです。
結果的に、
最初から18色以上を選んだ方が、遠回りになりません。
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18色セットがおすすめな方
• まずは基礎をしっかり揃えたい
• 色づくりを学びながら描きたい
• 教室と同じ環境で描きたい
→ 無理なく、長く使えます。
※参考:教室で使用しているものはこちら
24色セットがおすすめな方
• 表現の幅を広げたい
• 混色がまだ不安
• 家でもたくさん描きたい
→ 色数に余裕があると、
描くこと自体が楽になります。
※参考:教室で使用しているものはこちら
単色(バラ売り)について
セットで始めて、
よく使う色・便利な色を
単色で少しずつ買い足していく方法を
教室ではおすすめしています。
※参考:私が便利に使っている色はこちら
・オペラ
明るく透明感のあるピンク。花や差し色によく使います。
・マンガニーズブルーノーバ
空や水の爽やかな表現に便利な青。
・ホリゾンブルー
まさに空の下の方の色、やさしい青。
・シャドーグリーン
木や影の色づくりに便利な落ち着いた緑。
・ペインズグレー
黒の代わりに使う、深みのあるグレー。
白色の絵の具
・光の粒を表現する「白」を必ず仕上げに使います。
これは、不透明で、乾くと油性になる、アクリルガッシュを使います。
上記の水彩絵の具に加えて、必ず1本、ご用意ください。
※参考:私が使用しているアクリルガッシュ、チタニウムホワイトはこちら
アルミパレット
水彩絵の具を使う場合、
アルミ製のパレットをおすすめしています。
理由はとてもシンプルで、
• 軽い
• とにかく長持ちする(ほぼ一生もの)
この2点が、いちばん大きなメリットです。
なぜアルミパレットなのか
アルミパレットは、
長く使っても劣化しにくく、
落としても割れにくいため、
教室でも自宅でも安心して使えます。
また、混色するスペースが
プラスチック製のパレットに比べて
傷つきにくく染まりにくいのも特徴です。
そのため、色の変化が見やすいメリットがあります。
教室での使い方
私自身も、
アルミパレットにチューブから絵の具を出し、
乾かした状態で、デモンストレーションの時に使います。
※参考:私が使用しているアルミパレットはこちら
画筆
画筆については、
Amazonでの購入はあまりおすすめしていません。
実際に、
• 不良品が届いた
• 梱包状態が良くなかった
• 返品対応が必要になった
という経験があり、
筆は状態を確認できる購入方法の方が安心だと感じています。
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おすすめの購入方法
画筆は、以下の方法をおすすめしています。
• お近くの画材屋さんでの取り寄せ
• ホルベイン公式のオンラインショップ
毛先の状態や軸の歪みなど、
品質の個体差が出やすい道具だからこそ、
信頼できる販売元での購入が安心です。
教室で使っている筆について
私自身は、
京都の面相筆を愛用しています。
使用頻度が高いため、まとめて購入しており、
必要な場合は 教室で分けてお渡しすることもできます。
「どれを選べばいいか分からない」
「まずは1本試してみたい」
という方は、レッスンの際にお気軽に声をかけてください。
筆についての考え方
筆は、
たくさん持つよりも、
状態の良いものを少数、長く使う方が大切です。
無理に揃える必要はありません。
描く内容や慣れ具合に合わせて、
少しずつ選んでいきましょう。
描く題材によって、増やす筆をアドバイスしています。
都度ご相談ください。
※体験会で使用している画筆は、ナイロン製で大変安価です。
先ずはこれで充分だとお感じになられた方は、耐久性は分かりませんが、
こちらの商品です。(Amazonアソシエイトリンク)
水彩紙
水彩紙は、
「うねらないブロック紙」をおすすめしています。
紙がうねると、
• 水の流れがコントロールしにくい
• 描きにくさがストレスになる
ため、特に始めたばかりの方には
安定した描き心地が大切だと感じています。
まずは「試してから」選んでほしい
水彩紙は、
実際に描いてみないと
自分に合うかどうかが分かりにくい画材です。
そのため教室では、
いきなり紙をまとめて購入するのではなく、
各紙をバラ売りで試していただく形をとっています。
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教室での使い方(F4サイズ)
教室では、
F4サイズからのスタートを基本にしています。
ブロック紙を
F4サイズのパネルに貼り、
そのまま描いていただいています。
パネルについては、
私が都度画材屋さんで購入し、
下地として ジェッソを塗った状態でご用意しています。
お値段は、
画材屋さんのレシート通りの金額でお譲りしています。
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パネル貼りについて
パネルに貼って描くことで、
• 紙がうねりにくい
• 描いている間も安定する
• 仕上がりがきれい
といったメリットがあります。
無理にパネルを揃える必要はありませんが、
最初のうちは
描きやすさを優先する方法としておすすめしています。
アルシュ
コットン100%で描き心地が良く、
にじみや重ね塗りに強い水彩紙です。
ただし、ブロック紙として販売されているものは、やや生成りがかった白のため、
白く残した部分を「真っ白」に見せたい表現には向かない場合があります。
落ち着いた白で、
水彩らしい表情を楽しみたい作品に使っています。
※参考:教室で使用しているものはこちら
アヴァロン
白さがあり、
白で残す部分をきれいに見せたい時に使いやすい紙です。
アルシュでは白が少し物足りないと感じる場面や、
明るさ・清潔感を出したい作品では、
こちらを選ぶことが多いです。
※参考:教室で使用しているものはこちら
ウォーターフォード
輪郭線をやわらかく、自然に仕上げたい時に使っています。
絵の具の広がり方が穏やかで、
線が主張しすぎず、やさしい印象の仕上がりになります。
※参考:教室で使用しているものはこちら
ホワイトワトソン
実寸大で印刷するために塗りしろが必要な時に使っています。
また、
• 失敗するかもしれない試し描き
• 構図や色を確認するための制作
にも向いています。
この紙は、パルプも含まれている合成紙で、
他の水彩紙に比べて 単価が抑えめ。
「まず描いてみる」ための紙として、
とても使いやすい存在です。
※参考:教室で使用しているものはこちら
紙の使い分けについて
どの紙が上・下ということではなく、
目的に合わせて使い分けることが大切だと考えています。
教室では、
最初の早いうちに色々な紙に描いてみることで、
紙の性質の違いを体得していただければと思っています。
初心者さんと紙の価格について
初心者の方は、
レッスン料を払って通っていても、
1枚300円以上の紙を見ると、急に手が止まることが多いです。
これは「高いから嫌」というより、
「失敗できない」と感じてしまうことが理由だと思っています。
• 失敗したらもったいない
• 描き直せない気がする
• 最初の一筆が怖くなる
こうした気持ちが、
無意識に「描く手を重く」してしまいます。
ホワイトワトソンが持っている大事な役割
ホワイトワトソンは、
1枚200円未満で手に取りやすく、
「失敗しても大丈夫」と思える安心感があります。
その安心感があることで、
• 思いきって筆を置ける
• 試しながら描ける
• 描くこと自体を楽しめるようになります。
そのため、初めて水彩を描く方が、
びびらずに描き始められる紙として、
とても優秀だと感じています。
教室での考え方
当教室では、
最初から「一番良い紙」を使うことよりも、
描き始めやすいこと
失敗を恐れずに試せること
を大切にしています。
ホワイトワトソンは、その最初のハードルを
そっと下げてくれる存在です。
額縁
私は、
**額は「絵の洋服」**だと考えています。
どんなに良い絵でも、裸のままだと落ち着かず、
逆に絵の良さが伝わりにくくなります。
数百円の簡易的な額でも、何も入れないよりはずっと良い。
それくらい、額は作品の印象を左右する存在です。
デッサン・クロッキーにおすすめの額
先日のデッサンのレッスンで、
ご自身で描かれたF6サイズの木炭クロッキーを
とても気に入られた生徒さんが、
「額に入れて飾ります」とおっしゃいました。
その際にご紹介したのが、
ラーソンジュールの黒縁の額です。
私自身も愛用しています。
なぜこの額をおすすめしているのか
この額の良いところは、
「ちゃんとしたデッサン額」でありながら、
とても実用的な点です。
• 表面が アクリル樹脂 で、割れにくく
• クロッキーブックの作品を入れ替えながら楽しめる
• シンプルで安っぽくなく、
家の壁やインテリアを引き立ててくれる
一度用意すると、作品を替えながら 長く使い続けられる額です。
教室で大切にしていること
教室では、「うまく描けたか」だけでなく、
「気に入った作品を、どう扱うか」も大切にしています。
お気に入りの1枚を額に入れて飾ると、
自分の描いた絵を自然と大切にできるようになります。
それは、描くことを続ける
大きな原動力にもなります。
※参考:私が使用しているデッサン・水彩画用の額F6(ブラック)はこちら
ラーソン・ジュール・ニッポン D771(白 )水彩F4 アクリル D771373はこちら
スケッチブック各種
デッサンをしっかり学びたい方へ
マルマン クロッキーブック F6 アンチークレイドペーパー
デッサンを習いたい方には、
こちらをおすすめしています。
• 紙色が落ち着いていて、
鉛筆や木炭のトーンが見やすい
• 線の強弱や陰影を捉えやすい
• クロッキーからデッサンまで対応できる
観察して描く練習に向いている、
デッサンの定番スケッチブックです。
※参考:教室で使用しているものはこちら
すべての方へ
マルマン クロッキーズ ホワイト Lサイズ
どなたにも使いやすい、
教室の定番スケッチブックです。
• 軽くて持ち運びやすい
• さっと描き始められる
• 練習・アイデア出し・下描きに万能
用途を選ばず使えるので、
「まず1冊持つならこれ」で間違いありません。
※参考:教室で使用しているものはこちら
スケッチブックについての考え方
スケッチブックは、
きれいに仕上げるためのものではなく、
考えたり、試したりするための道具です。
失敗を気にせず、どんどん使って、
線を重ねていきましょう。
教室では、
クロッキーズのことを「落書き帳」だとお伝えしています。
うまく描こうとしなくていい。
きれいに仕上げなくていい。
考えすぎず、手を動かすための紙です。
そう思えるだけで、線が軽くなり、
描くことへのハードルがぐっと下がります。
転写用チャコペーパー
水で消せる転写用チャコペーパー
水彩画では、
下絵を描いてから着彩することが多くなります。
教室では、
1.まずスケッチブックやクロッキーズに下絵を描く
2.納得いく形になったら
3.チャコペーパーで水彩紙に転写する
という手順をよく使っています。
なぜチャコペーパーを使うのか
直接、水彩紙に下描きをすると、
• 描き直しがきかない
• 紙が傷みやすい
• 緊張して線が硬くなる
ことがあります。
一度、別の紙でしっかり下絵を作ってから
転写することで、
• 構図に集中できる
• 安心して描き進められる
• 水彩紙をきれいな状態で使える
というメリットがあります。
教室での考え方
「下絵がうまく描けてから、水彩紙へ」
これは、
失敗を減らすための方法というより、
気持ちを楽にして描くための工夫です。
特に、
初めて水彩に取り組む方には、
おすすめしています。
※参考:教室で使用しているチャコペーパーはこちら
鉛筆(下絵・デッサン用)
鉛筆は、
「何を描くか」「誰が使うか」で
選び方が変わる道具だと考えています。
教室では、
次のように使い分けています。
大人の方におすすめ
ファーバーカステル 9000番(アート用)
大人の方には、
ファーバーカステルの9000番をおすすめしています。
• 軸にほどよい太さがあり、持ちやすい
• 見た目も落ち着いていて、大人が持っていてかっこいい
• 下絵から軽いデッサンまで使いやすい
描く時間そのものを
気持ちよくしてくれる鉛筆です。
※参考:教室で使用しているものはこちら
(Amazonアソシエイトリンク)は欠品中です。
定番のデッサン用鉛筆について
ステッドラーマルスルモグラフ(デッサン用)
ステッドラーのデッサン用鉛筆も、
定番としてよく使われています。
ただ、軸がやや細いため、
• 美大を目指す方
• 子どもさん
には向いていますが、
大人の方には少し細く感じることもあります。
※参考:教室で使用しているものはこちら
バラで揃えるなら
三菱鉛筆 ハイユニ、一択です。
鉛筆をセットではなく、
必要な硬さだけバラで揃える方法もおすすめしています。
三菱鉛筆のハイユニは、
描き心地が安定していて、
下絵用として使いやすい鉛筆です。
揃える濃度は公式LINEで個々にお伝えいたします。
教室での使い方について
水彩画の方は、
ご自宅で下絵を描くことは
あまり多くありません。
そのため教室では、
立てて置いている三菱鉛筆ハイユニを共用して、
必要なときに使っていただいています。
水彩画の方は、無理に揃えなくても大丈夫です。
必要になったタイミングで、
自分に合うものを選んでいきましょう。
練り消しゴム
デッサン、水彩画の下絵用に私が愛用しているのがこちら。
柔らかく、使いやすいサイズで、グレーなのも良い。
何より可愛いケースがついているのが、あちこち付着せず良いので、
保存、持ち運びに適しています。
※参考:教室で使用しているものはこちら
子どもアトリエで使っている画筆
子どもアトリエでは、
学校の図工で使っている絵の具セットの画筆が
かなり傷んでいるお子さんが多いため、
必要に応じて画筆の買い足しをおすすめしています。
毛先が広がっていたり、根元が固まっていたりすると、
思うように描けず、それだけで描くのが嫌になってしまうこともあります。
子ども用の画筆について
子ども用の画筆は、
扱いやすさと安心感を重視しています。
教室では、サクラクレパスの画筆を使用しています。
• 公式で個包装されている
• 品質が安定している
• 初心者でも扱いやすい
そのため、こちらについては
Amazonでの購入でも問題ないと考えています。
ただ、バラで購入される場合は、
お近くの文具店で探されることをお勧めします。
教室での考え方
すべてを一度に揃える必要はありません。
描いていく中で、
「この筆はそろそろ替え時かな」
と感じたタイミングで十分です。
分からない場合は、レッスンの中で講師が一緒に確認しますので、
公式LINEのトークでお気軽にご相談ください。
※参考:子どもアトリエで使用しているサクラクレパス丸型画筆セット(大中小の3本セット)はこちら
※参考:サクラクレパス平筆18号はこちら。
※参考:サクラクレパス丸筆18号はこちら。
※参考:サクラクレパス丸筆14号はこちら。
子どもアトリエで使っている絵の具
ワンタッチで開閉できるポリチューブの12色セットがお勧めです。
肌色や紫色の作り方が学べます。教室では、黒以外、必ず全色使います。
ワンタッチで開閉できるキャップは時短につながり、
描き始めのストレスが軽減します。
・白とレモン色は、特にたくさん使う色です。
文具屋さんやコープなどの文具売り場でバラ売りしています。
予備に1本買っておかれることをお勧めします。
・筆拭き用の雑巾は、2枚ご用意ください。100均の雑巾がちょうど良いです。
